日本文学
藤村の第四詩集・落梅集所載の「千曲川旅情の歌」に歌われた小諸市に、家内と近隣のドライブで訪れました。家を出た時は他の所を考えていたのですが、和田峠を越えて長和町から上田市に入るあたりの道を走っている時、急に思いついて小諸に向かうことにしま…
◇自宅発〔5時15分〕 早朝ゆえ静かに静かに自宅を出発。岡谷インターから長野自動車道を中野インターまではあっという間、中野市内の走行もまだ出勤時間混雑の前なので快適なものでした。 湯田中温泉街を左手に見ながら志賀高原への道へと入ります。スキー…
昨日(4/20)は飯山城址公園で観桜の後、信越国境の峠越えで高田城址公園(もう桜は散っていました)の高田図書館内の「小川未明文学館」を訪れました。 「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれ、浜田広介と坪田譲治とともに「児童文学界の三種…
花見にと群れつつ人の来るのみぞ あたら桜のとがにはありける 西行 県内も急に暖かくなって参りました。東京では桜の開花も進み、見頃になっているとか…。スキーの方では稜線に近いところでの山岳スキーにはいい頃を迎えますが、ゲレンデでは終了ないしベタ…
なげけとて月やはものを思はするかこち顔なる我涙かな(千載和歌集) 百人一首に選ばれているこの歌でも知られる西行法師。本名は佐藤義清。北面の武士として鳥羽上皇の側近として仕官していましたが、やんごとなき高貴な女性との恋の糸のもつれでしょうか(…
本日の「勤務を要さない日・平日ツーリング」は諏訪地域の寒い朝を駆け抜けて南下します。なぜか北上する回数が多いのですが、これからの季節は南にシフトしてまいります。 諏訪を抜けて、冨士見、小淵沢と高速道路最高地点を通り過ぎるまでは、なかなかの寒…
東北(日本海側)および北陸方面の道路状況が二輪車にとっては厳しくなる前に、そろそろ今年最終の機会かなと思い、イーハトーブへ出かけようと目論んでいました。目的地は「宮澤賢治記念館」です。5年前の賢治生誕120年の2016年に訪れて以降、久しく訪ねて…
いわき市立草野心平記念文学館 今期、東北方面の路面状況悪くなる前にもうワンチャンと思い花巻の「宮沢賢治記念館」へと思いましたが、あちら方面と日本海側天気図見る限り降雨確実なので太平洋側へと計画変更。蛙の詩人・草野心平記念文学館を訪れました。…
山と語り流れに思ひ 風に聞き雲と遊ぶ うるはしき心の調べ あめつちとともに 山登りやトレランを楽しんだり、はたまたバイクで気儘な旅に出かけることを肯定してくださるような言葉ですね。 この詩は、本県の上伊那郡宮田村に生まれた昭和の文芸評論家・思想…
島木赤彦と斎藤茂吉の二人の歌人。赤彦が6歳年上ですが、ともに伊藤左千夫に師事する弟子であり友人でもありました。また、もちろんライバルとしてお互いにリスペクトしていたのだと思います。この二人で「アララギ」をささえた存在であったとも言えます。 …
今回の南東北ソロツーの目的のひとつは「斎藤茂吉記念館」でありました。 「景色のいい道をGSで走りたいだけでしょうが!」とか「アリバイ作りでしょうね」とか言われるのも、我が身の不徳の致すところですし、まあ半分くらい「その通りです!」(居直る) …
近県軒並み蔓延防止特別措置や緊急事態宣言該当となってしまいましたので、本日は県内近間でお散歩。 いつものように洗濯物を済ませてスタート。 和田峠、笠取峠を経て軽井沢に。 軽井沢高原文庫で子供の文学特別展を開催中。 谷川俊太郎さん、岸田衿子さん…
誰も ひとりじゃないんだよ・・ ② 今回、直江津つながりで、この「山椒大夫」の関連で思ってきたことを記したいと思います。 この森鴎外の作品は、教員現役時の国語授業の教材としてよく扱いました。「舞姫」「高瀬舟」などと並んで教科書に登場する機会の多…
誰も ひとりじゃないんだよ・・ ① 直江津への思い 私の好きなツーリングの目的地に上越市があります。一昨日も出かけました。私的には「直江津」という地名の響きが心に刺さります。45年以上前の遠い日々の記憶ですが、東京から立山・剣岳への夏山合宿に出…