GS1250ADV SUGURU’s DIARY

還暦超のアルピニスト・バイク乗りの極めて平凡な日常

阿蘇くじゅう やまなみハイウェイ  瀬戸内 しまなみ海道   九州・四国への旅  四日目

11月11日(金)

 昨晩は暇に任せて高速道路二輪車割引の手続きを進めました。NEXCO西日本の割引システムについて調べることを面倒に思っていたのですが、結構なメリットがありそうなので手続きを完了しました。
※二輪用ETC限定企画割引 https://www.go-etc.jp/service/freepass/motorcycle.html

 例によって起床時刻が早く、しかし朝食は7時ということだったので、すべて荷物を積み込んでしまってからフル装備で朝食会場に。美味しくいただいてからすぐに出発。今日のうちに「しまなみ海道」を越すかどうか決め兼ねているうちの出発です。
 この辺りの土地勘がまるでないので、高速道路事情がいまいちつかめません。どの経路がいいのか…迷いながらも大分の佐賀関港を目指して北上します。自分のナビはかなり古いもので、最近はちょくちょく道のない空を飛んでいます。

 さて、加治木ICから九州自動車道に入ります。加治木JCTでどこをどう迷ったのか定かでありませんが、東九州自動車道方面に入ってしまいました。そのまま東進して一般道から都城市経由でもよかったのですが、霧島岳を眺めて走りたいと思い引き返すことにしました。
霧島山 https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10112

 隼人西ICでターンして再度加治木JCTから九州自動車道を北進することにしました。
 鹿児島空港ICを過ぎたあたりからは交通量も少なくなり、長野県山間地のハイウェイと大きな違いはありません。それでも初めての景色に心はわくわくしながらの走行が楽しめました。クルコンを設定してのんびり走ることができる区間でした。途中、粟野ICと栗野岳という表示を見つけ、椋鳩十作「大造じいさんとガン」に登場する粟野岳であることを思い起こしました。国語授業で何度も扱った作品です。そんな思いも抱きながら、栗野岳のなだらかなながら懐の深い山容にしばし見とれました。
※「大造じいさんとガン」
https://www.mitsumuratosho.co.jp/material/pdf/kyokasyo/kakudai/kokugo/27k_5nen_26P_A4.pdf
※栗野岳 https://www.kagoshima-kankou.com/guide/51915

 えびのJCTからは宮崎自動車道にスイッチして東進。宮崎自動車道は右手に霧島山の美しい山容を見ながらの快走ハイウェイです。霧島SAで一服〔8:30-8:40〕

霧島SA 背景は霧島山

 宮崎自動車道はこの辺りから都城市方面へと南東方向に走っています。大きく弧を描くようなルートですので、自分の進行方向からすると効率的ではないのですが、仕方ありません。時間に余裕があれば一般道で霧島山山麓の道や国道223号線を走りたいですね。またそんな機会を作りたいと思います。
 都城市を通り越し、清武JCT東九州自動車道にスイッチします。ここからは北上。宮崎市日南海岸にも立ち寄りたい思いはありますが、日程の関係で今回はスルーします。
 川南PAで少々長めの休憩〔9:50-10:40〕

川南パーキングエリア。ここでお土産を調達できました。

宮崎県にも立ち寄りたいところがたくさんあるのですが…。
次回だな!

 九州関連のお土産を買い込み、ご当地名物のレモネードで喉を潤します。今日も信州人には暑い陽気です。今回ツーリング3回目の給油〔西日本宇佐美 河南PA 24ℓ〕
※川南パーキングエリア
 https://www.town.kawaminami.miyazaki.jp/soshiki/7/1426.html

 

 自動車道をさらに北上して終点の延岡JCTで一旦一般道?になります。建設中ということなのでしょうか、「延岡道路」の名称で無料区間として提供されています。やがて「東九州自動車道・無料区間」へと継続して進むことができました。
 北川ICと併設の「道の駅・はゆま」で一服。〔11:20-11:40〕

※道の駅・はゆま 
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/kitagawa/kitagawa.html

 ここには焼き芋の自動販売機があり、思わず写真に収めてしまいました。

焼き芋の自販機!

 ここでかなりご年配、大ベテランのBMW R100RTに乗っておられる方とお話ができました。東京からお越しとのことで、先ほど四国佐田岬からのフェリーで来られたとのことです。綺麗に整備されているR100RTを見て「憧れます!」との言葉が出てしまいました。どうぞ、お気をつけて旅を続けてください!

 さて、その後は北川ICから無料区間の道路を走り佐賀関港を目指します。このあたりどこをどう走ったか記憶に薄く、GPS信号受信状況が悪かったようで走行ログにも記録がありません。白杵市側から白杵湾を経由して走ったことは確かです。14:00のフェリーにするつもりで時間調整してきましたが、13:10に佐賀関港に到着しました。前便が出航して間もなくでしたので、バイクは一台もありません。

佐賀関港に到着。14:00の船便に乗船しました。

 ターミナルビルで乗船手続きをしてから、同所2階の食堂で「関サババーガー」を美味しくいただきました。13:40には車両で待機してくださいとのことだったので、GS-Aの所へ戻ります。その後バイクも何台か出航待ちをしていました。
国道九四フェリー https://www.koku94.jp/
 

大分県佐賀関港から愛媛県三崎港までのフェリー乗船。

 車両搬入等滞りなく進みましたが、14:15に定刻より少し遅れて出航。運賃はGS-A込みで3,960円也。今ツーリング3回目のフェリー利用になります。海なし県に生活している自分としては、このような海を間近にした旅が本当に嬉しいのです。

 国道九四フェリーは、大分県の佐賀関港と愛媛県の西端部に位置する三崎港を70分で結ぶ、九州~四国間を結ぶフェリーでは最短距離の航路です。 「涼かぜ」、「遊なぎ」、「速なみ」の3隻の船で運航しています。

 別府からスタートして阿蘇を堪能し、鹿児島、宮崎と3日間過ごした九州を後にします。向かうは愛媛県佐田岬の三崎港です。
 快適な船旅を提供してくれた船は、定刻より遅れましたが無事に三崎港到着。〔15:20〕

乗船客の方は多くはありませんでした。

同型の船三隻体制で運航されています。

別府、阿蘇から始まり、天草、鹿児島と
3日間旅した九州ともお別れです。

西に伸びる佐田岬の景観。
この後あそこを走ることになります。

三崎港が見えて来ました。まもなく着岸です。

 下船後は皆さん右折して松山方面に向かっているようですが、「佐田岬灯台」の案内板が目に飛び込んでしまい、左折していく狭隘路を佐田岬突端へと進みました。人の気配の希薄な道路で、かなり鬱蒼とした木々の中を、時折見える海原に感嘆しながら進みました。
 やがて、車道が途切れる駐車場に至ります。二台の車と一台の自転車が停まっているだけでした。突端の灯台はここから1,8Kmほど歩かなければいけません。時間に余裕があればなんてことない距離ですが、これからの行程を考えると少々厳しいようです。今回、灯台はあきらめ、ここで写真を撮って戻ることとしました。〔15:50〕
佐田岬 https://www.sadamisaki.com/spot/

佐田岬突端付近からの眺め。もう夕刻が近づいています。

先ほど乗船していた船が佐賀関港へと航行しています。

 再び三崎港の横を通り、松山市市街地を目指します。この時間なので「しまなみ海道」は明日にします。夜中に走っても何もいいことありませんものね。

 一般道を走り、途中から松山自動車道を利用します。延伸建設中の道路のようで、工事個所を何か所も見ました。ナビのおかげ混雑する松山市内も順調に進み、市街中心部にあるホテルに無事到着しました。駐車場がホテル地下の設備のしっかりしたところで、安心できるのもいいですね。

 今宵の宿はフェリー乗船中に宿泊予約サイトで手続きを完了させていました。松山市街のANAホテルです。なんと旅行割の適用で実質2,700円(一泊食事なし)のお支払いとなりました!

 お疲れ様! 今宵は松山市街を散策しますか?

ANAクラウンプラザホテル松山 https://www.anacpmatsuyama.com/

BMW MOTORRADコネクテッドアプリによる
本日の走行距離 467Km