GS1250ADV SUGURU’s DIARY

還暦超のアルピニスト・バイク乗りの極めて平凡な日常

菅平周辺の散歩のつもりが… 草津、白根山から渋峠、志賀高原 長野市内二輪用品店でインカム新調  またまた道に迷った??

9月25日(日)
 先週末から暑さもずいぶんと収まり、過ごしやすい気候になってきました。朝方、広く空を覆っていた雲も姿を消し、気持ちよい日射しがカーポート下のバイクを照らし出しています。
 こうなってくるともうダメですね。
 最近は混雑が予想されるツーリングスポットには、土日祝以外の日に出かけることにしているのですが、久しぶりに三連休最終日の日曜日に出かけることにしました。
 前もって計画していたわけでもなく、家内とゆっくり朝食をいただいてから9時に出発。さすがに自宅至近のビーナスラインは混雑していること確実なので、和田峠を越えて菅平あたりの知る人ぞ知る林道で少々楽しんでから、長野市のライコランド(注1)でインカムを新調しようと思って出かけました。
◇(注1)ライコランド
https://www.facebook.com/ricorandnagano/

 新和田峠トンネルが無料化されて半年。長和町側料金所の撤去工事もほぼ終了したようです。ここの無料化は本当にありがたいと思います。料金もさることながら、ETC不対応でsmoothな通過ができない道路でした。

 長和町、旧丸子町(現上田市)を通過して国道18号線を跨いで旧真田町(こちらも現上田市)を菅平方面へと進みます。東信(筆者注・長野県を北信・中信・東信・南信と4つの地域に区分して呼ぶことがあります。東信は上田・小諸・佐久・軽井沢等の地域)の山々を望みながらの快走ロードです。
 やがて菅平方面と鳥居峠経由群馬県嬬恋村方面への道との分岐点に至りました。ツーリングばかりでなく菅平スキー場に行くときも、毎年何度も通ったこともある道なのですが、「あれれ…道に迷っちゃった!」ということで鳥居峠への道に入ってしまいました。ここも気持ちよい道ですが、鳥居峠へはすぐに着いてしまいます。
 鳥居峠は長野県と群馬県の境界となっています。上信越道が全通する前は結構な幹線道路でしたが、近年では通行量も減っています。峠にあった茶店・土産物店も閉店してしまいました。峠からは四阿山への登山道が付けられています。私もかなり前ですが、ZZ-R1100でツーリング兼登山でここから出発しました。リアキヤリアに登山靴を括り付けた妙ちくりんなZZ-R1100でした。
鳥居峠から四阿山
http://www.japanesealps.net/others/azumayasan/toriitouge.html

 高原野菜畑が広がる嬬恋村を通過します。広大な斜面に広がる野菜畑は、一部ですが北海道の景色を彷彿させるものがあります。浅間山の景観も見事です。
 吾妻川の渓谷沿いに快走し、万座鹿沢口から万座・草津方面への道へと向かいます。万座ハイウェイは一昨年、前車の空冷1200GSで走ったばかりで有料でもあるので、今回は途中から草津温泉への県道59号線を経由して行くことにします。また、国道292号志賀草津道路)は火山性ガス噴出のためにオートバイ(ほかに自転車、なんとオープンカーも!)通行禁止の時があるのですが、今年は春から通行可という情報はつかんでいたので、こちらから志賀高原に回りたいと思います。

2020年9月28日 万座ハイウエーから志賀高原
この時は草津志賀道路は二輪通行禁止でした。
タンクがでっかくなっちゃう前の
空冷OHCのSPECIAL EDITIONのR1200GSです。

同日は万座峠から中野でなく須坂方面に降りました。こちらの道はメインルートから外れていて交通量少なく走りやすいです。

県道は交通量も少なく、木漏れ日差し込む林間のワインディングです。メインルートではありませんが楽しめる道です。
 やがて長野原から登ってくる国道292号線メインルートに合流。二車線でたくさんの車が登っていきます。合流点からわずかに走るとけっこうな規模のある「道の駅 草津運動茶屋公園」に到着します。ここで今回初めての水分補給とお手洗タイム。最近、土日祝以外のツーリングをメインとしているので、駐輪場で多くのバイクと一緒になることが少なかったのですが、バイク愛好家さんと同じ空間にあるということはいいですね。

土日祝のツーリングは久しぶり。
混雑は嫌だけど、バイク乗りの方と
同じ空間にいるということも、やはりいいものですよね。

 展望台があったので登ってみました。長野県側、群馬県側それぞれの景色を堪能。群馬県側をみていると…「榛名山に行って『お豆腐屋さん』と走るか!」などとタワケタ考えが頭に浮かびます。

道の駅の展望塔からの景色 こちらは長野県側

こちらは群馬県側。
渋川、榛名山まで行ってお豆腐屋さんと走るか!

国道292号志賀草津道路)の開通について
https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1619134500744/index.html
草津白根山(湯釜付近)規制について
https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1653640463510/index.html
◇道の駅 草津運動茶屋公園
https://www.dan-b.com/michi_kusatsu/top.html
頭文字D ロケ地ガイド
http://loca.ash.jp/show/1998/s1998_initiald.htm

 その後、少々混雑した草津温泉近辺の通りを抜けて、いよいよ白根山への山岳ワインディングに入ります。こちらから登る車は思いのほか少なく、適当にパスしながら高度を上げていきます。一昨年、昨年はずっと二輪車通行禁止でしたから、久しぶりの草津志賀道路です。
 標高を上げるにつれて木々がいい感じに色づいてきました。荒々しいというか荒涼とした感じの火山性ガスを噴出する山肌が迫ってきます。抜けるような青空とのコントラストが絶妙です。この道は火山性ガス噴出による中毒被害を防ぐため、路上での駐停車厳禁です。撮影したいなあ、と思うスポットは其処ここにあれど、指定された駐車場の利用をします。
 私も途中で撮影タイム。荒れた山肌に、たった一本、誇らしげに枝広げているナナカマドがきれいな赤い実を付けていました。

さわやかな青空が広がりました。荒々しい山肌との対比が見事です。

 白根山お釜展望ができる周辺の駐車場には結構な人出がありました。
 国道最高地点の碑が建てられている駐車場を通過して渋峠へと出ます。今年は、まだ道路に雪がうず高く積まれている頃、島根からお越しのお二人の方と来ました。いつもながらここは混雑しています。今日はスルーです。

今年の5月5日の国道最高地点にて。
島根県から東北地方一周ツーリング帰途のお二人に合流。
志賀高原をご案内しました。

◇日本国道最高地点
https://www.travel.co.jp/guide/article/44390/

 渋峠…。だいたい毎年スキーの滑り納めで来るところ。5月下旬(年によっては6月アタマまで)までは滑走可能(まあ午後は雪がベタベタでダメですけどね)です。ここを過ぎると長野県に入ります。あれれ、もう帰ってきましたね…の感覚です。

遠景ですが北アルプスの山並みです。

走ってきた方角の山並みです。

 そういえば志賀高原は10日前に来たばっかりでした。
https://gs1250suguru.hatenablog.jp/entry/2022/09/14/220000

 もうここはビーナスラインと並んで地元感覚です。
 思いのほか空いている道を快適に下り中野市街に入ります。そういえば前回の帰りにこの中野市出光で給油しましたが、今回のツーリングを経ても余裕で自宅まで帰れます。GS-Aの30ℓのタンクは本当にありがたいですね。
 中野ICから更埴ICへとひと走り。高速は結構な数の車が走っていました。三連休の最終日ですからね。
 更埴ICで一般道に出て、ライコランド長野へ向かいます。菅平でちょっと走り、長野に下ってこちらの店舗に寄る…という予定が少々遠回りになりました。
 ライコランドではインカムを新調しました。なんでも半導体不足から品薄になっているようで、陳列棚にも製品がなく「発注中」の表示が並んでいました。ラッキーなことに私が購入するつもりだった製品SENA50S(https://senabluetooth.jp/50s/)は一つだけ在庫がありました。そして、ありがたいことに「マイク・スピーカー装着サービス」(有料)があるとのこと。これはお願いするしかありません。お若い女性店員の方が丁寧に我がヘルメットに装着してくれました。我がヘルメット……内装を洗ったばかりでよかった!
 AraiやSHOEIのようなメジャーなヘルメットでないので(BMW純正ヘルメット)それなりに時間がかかりましたが、無事しっかりと装着されました。お店の方は「時間がかかり申し訳ありません」と恐縮されていましたが…。「いえいえ、自分でやったら2、3時間かかると思います(それも上手につけられないかもしれない)ので、まったく問題ありません。ありがとうございます!」と思いました。
 再び更埴ICに戻り、岡谷ICまでひと走り。自宅着15時30分頃でした。
 まだ、日が高く軽く洗車することもできました。

 岡谷ICから自宅に向かう道を間違えて、ビーナスラインに向かうことはありませんでした。

本日の走行ルートです。
半日でこれだけ楽しめますから、
やはり長野県はいいなあ!