立山 天狗平山荘滞在と室堂周辺散策 天狗平山岳リゾート(笑)での寛ぎ旅 その② 立山~美女平~天狗平
黒部立山アルペンルートの富山側の起点となる立山駅に到着。天狗平までのチケットを求めましたが、これから上に向かう人は僅かな人数のようでした。なんと、ケーブルカーに乗車したのは私たち夫婦だけでした。
このケーブルカー車内で流れる音声解説テープがあるのですが、その昔の音声解説テープでは妙に明るくポップなヨーデルが流れていて、重荷と重圧と悲壮感に苛まれているワタクシたちの心情とはかけ離れていることを感じておりました。その後、何度も家内や子どもたちを連れて家族で訪れていますので、悲壮感ある入山の記憶は遠い昔の微かなものになりつつあります。
ケーブルを降りると美女平。この時期、バスは1時間に1便ということでしばし待機します。美女平の駅舎2階の展望台から富山平野の展望を楽しむなどして待ち時間を過ごしました。これまではいつも通過するばかりで、こんなふうにゆっくりと時間を過ごすなんてことはありませんでしたからね。
そういえば、昭和の学生時代の時のことですが、この美女平から高原バスに乗り換える時には「手荷物計量」がありました。その折には私たちの担いで来たキスリング(片桐謹製・特注最大サイズ)が係員2人かがりで計量台に乗せられました。60㎏近い結果が出ることが常でした。うんざりと思う一方、どこか誇らしいような妙な心情だったことも遠い過去の記憶となりました。そんな荷物を背負って、剣岳登攀のベースキャンプまで運び上げたことも遠い過去の記憶です。
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さて、時間が来て乗車となりましたが、乗客のほとんどは室堂まで行く皆さんです。途中の天狗平で降車するひとはあまりいないのです。そんなわけで、室堂行きとは別列の待機だったのですが、今回の乗車の際には、途中下車しやすいように先に乗り込むシステムでした。そのおかげで最前列左側シートを確保。このバス乗車の際は左側がお勧めです。途中の景観、ことに滝見台にて称名滝を車窓から眺めるところがありますが、その際には左側席がよいです。
美女平から天狗平までの区間は約20Kmの距離があって、標高差も1,000mほどあります。一度歩いて下ったことがあるのですが、機会を作って登りのトレランで行きたいと思っていました。今回チャンスかなと思っていたのですが、そこまでの準備ができませんでした。
さて、約50分の乗車で天狗平山荘です。賢ちゃんは元気にして…ちゃんと仕事しているでしょうか。山荘の姿が見えてきました! 玄関前でうろうろしている怪しい人影があります。賢ちゃんでしょう。 2日間よろしくね!
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