GS1250ADV SUGURU’s DIARY

還暦超のアルピニスト・バイク乗りの極めて平凡な日常

Lawrence of Arabia その➀

Lawrence of Arabia その➀
 ~ 完全版 4Kレストア版 ~
 最近好んで視聴しているものにNHKBSプレミアムの映画があります。半年ほど前、家内とともにプリンターのインクを買いに電気店に出かけたところ、なんの拍子か大画面の4K有機ELだとかなんとかのテレビ購入となってしまいました。お店では威圧感があるなあと思っていたのですが、人間の感覚の不思議なものですぐに馴染んでしまいました。お店の人も「すぐに慣れてしまいますよ。大きい方をお勧めします」と言っていたのですが、あれは大きいのを売りつけるための言葉でもなんでもなく、多くの顧客の声から語られた真実であったと改めて感謝しています。たいへん巨大に見えるGS-ADVの扱いにもじきに慣れてしまうものであることと同じかもしれませんね。(…違うか!)
 これまであまりTV視聴に時間を割いてはいなかったのですが、大変に画質もよいので様々な番組を視聴することが楽しくなりました。そんな理由から、最近よく利用しているのが、NHK BSプレミアムの映画を予約録画しておいて視聴することです。
 つい先月(6/3)は、私の好きな映画のベスト5には入る「Lawrence of Arabia」が放映されました。私が生まれて間もない1962年の映画です。自分が青年期に初めて視聴した時には、すでに古典的名作としての評価を不動のものにしている映画でした。初見で魅入られました。当時はビデオだのDVDだのありませんでしたが、東京の有難いことには、古い映画であっても探せばどこか上映している映画館が見つかるもの。その後も繰り返し鑑賞しました。4時間近い長尺作品(オリジナルは3時間半くらい)ですので、授業をサボれる時間的な余裕とそれなりの気合は必要でしたが。
 その後、昭和最後の頃だったと思いますが、オリジナルを手直しと新たな場面を加えた完全版が発表されます。今回放映されたものは、その完全版の4Kレストア版。これがビックリするくらい綺麗な映像でした。NHKのいいところは、CMとか入らず妙な中断がないのはもちろんですが、序曲の部分はもちろん、intermission(途中休憩)まで再現してくれることです。ここは録画であってもスキップせずに視聴して時間経過さえ味わいたいところです。用意されている画像と音楽が素敵ですから。
 作品のあらすじや解釈は割愛します。ねたバレになってもいけませんし、不朽の名作だけあって実に膨大な評論・評価が語られていますのでそちらをご参照ください。今回、主人公ロレンスとオートバイの関連からこの映画に触れさせていただきます。