GS1250ADV SUGURU’s DIARY

還暦超のアルピニスト・バイク乗りの極めて平凡な日常

泥んこ祭り

 昨日開催された「志賀高原エクストリームトレイルラン」に参加していました。
 前日の土曜日はよい天気だったようですが、当日は朝からさえない空模様。自宅を4時45分発で志賀高原熊の湯スキー場に指定された駐車場には6時30分頃には到着していたのですが、そのころから雨が降ってきました。コースはもともと泥濘の多いところなのですが、この雨と相まって「凄いことになっていると思います」とは主催者の弁。
 エントリーしていたのはミドル32km 累積標高2,000m コースは 横手山~赤石山~寺小屋峰~一の瀬~蓮池~サンバレー~木戸池~横手山 です。赤石山から寺子屋峰の稜線は、かつて「沢っ子合宿」で栄村秋山郷から遡行した魚野川本谷の源流域。その時に歩いたコース。また、志賀高原マウンテントレイルでも岩菅山からの稜線は走っています。
 雨はますます勢いを増していきます。どうなることやら…。
 予想タイム自己申告制で速い方々から、8時から3分ずつ空けてのスタート。完走すれば御の字のワタクシとしては最後から二番目の8時24分発でした。
 この春のシーズン最終スキー(4か月ほど前)で滑った横手山スキー場の登りからスタート。スキーで快適に降るのとは大違いで、ゲレンデを走るというのは大変なことです。それでも横手山山頂へは45分くらいで行けました。春スキーで優雅にコーヒーをいただいていた横手山山頂ヒュッテを横目に次のステージへ。
 その後です…えらいことになっていたのは。
 大変な泥濘地の歩行となりました。雨の来る前の5:00出走のロングコースの猛者の皆さんの頃はどうだったのかわかりませんが、ワタクシの時間ではシリモチつかずに歩くのが精いっぱい。所々田んぼの代掻きをしているのではないかというところもあり、自分のようなヘタレでは走れる場面はあまりありませんでした。登山道が川になっています。冷たい雨も降り続けています。
 走力に自信がある方ほど軽装である様子なのですが、中には盛夏?と思わせる女性ランナーもいて、この冷たい雨の中でちょっと心配な表情の方も見かけました。後で聞いた話では低体温症になってスタッフが保護した方もいたとか。志賀高原はこの時期冷え込みますし、ましてや一応2,000mの稜線ですから…。
 一之瀬スキー場へ下ったところに設けられたエイド。温かいスープをいただいていると、後から到着するランナーの皆さんはリタイアを申告する方多数。GSでは超快適に走りを楽しめる志賀高原の道も、自分で走るとなるとえらいことであることを痛感。制限時間クリア不可能…というところでリタイア。
 結局のところ、ミドルコースは、出走265名のうち完走182名。完走率68.7%ということでした。私も恥ずかしながらDNFの結果と相成りました。来年リベンジだな!